ポトロジー理論 足の役割
足には、単に立つ・歩く・走る・飛ぶなどの目に見える機能だけでなく、「クッションの機能」と「ポンプの機能」があります。
片足にかかる負担は
歩いているだけで体重の約1.2倍
ジョギングで2~3倍
小走りで5~6倍
バレリーナの爪先立ちで10倍
プロのスポーツでは時に30倍以上と言われています。
50キロの人なら1500キロ以上の衝撃が足にかかるのです。
これだけの衝撃を足ではなく体でまともに受け止めたら、きっと壊れてしまうでしょう。しかし、「クッションの機能」のおかげで、歩くたびに受ける衝撃から関節や筋肉や内蔵等を保護しているのです。
また“足は第二の心臓”とよく聞きますが、これは、心臓から送り出された血液が歩くことでまた心臓に戻っていくという「ポンプの機能」のことを示しています。
つまり、歩かないと心臓に送り出す力が弱まります。そして、足のトラブル等で歩き方に癖が出てしまうと、役割を果しきれない歩き方になり、「ポンプの機能」が弱まってしまうのです。